2025.01.01 研究・成果
東京農工大学大学院工学府生体医用システム工学専攻の角谷綾夏さん(大学院生)、工学研究院先端物理工学部門の吉野大輔准教授は、物質・材料研究機構(NIMS)の早瀬元主任研究員と共同で、腎臓機能を担う糸球体を模倣したオルガノイドの基本ユニットの作製手法を確立し、同ユニットを組み合わせることで複雑な臓器構造を再現可能であることを確認したと発表した。組み合わせたユニットが組織として成熟する可能性を示した。移植用腎臓や実物大ヒト腎臓オルガノイドの開発につながる成果と期待される。
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