2019.09.27 研究・成果
右から、ToMMoの木下賢吾副機構長と山本機構長、サーモフィッシャーサイエンティフィックジャパングループの室田博夫代表、日本医療研究開発機構基盤研究事業部バイオバンク課の岡村勝文課長
東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo:山本雅之機構長)は、日本人集団特有の疾患関連SNPを搭載した疾患志向のSNPアレイ「ジャポニカアレイNEO」を開発したと9月17日発表した。同機構が行っているコホート研究の成果を盛り込むことで実現した。遺伝子型インピュテーションにより高精度の疑似全ゲノム配列を復元可能。同機構はサーモフィッシャーサイエンティフィックジャパングループと製造販売におけるライセンス契約を結び、同社から「Axiom ジャポニカアレイ NEO」として販売を開始した。従来より安価、高速、高精度にSNP情報を得ることができる。層別化医療につながる成果と期待される。
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