2020.01.10 賞
フンボルト賞を受賞した東大の大越慎一教授
東京大学大学院理学系研究科の大越慎一教授が、ドイツで最も栄誉ある国際賞とされるフンボルト賞を受賞した。同賞受賞者の中からは、多くのノーベル賞受賞者を輩出している。授賞式は3月26日から29日にドイツのバンベルクで行われる予定で、6月24日から26日には、ベルリンでドイツ大統領が主催する受賞レセプションに招待されている。
大越教授は、自身の斬新な分子設計に基づき、これまでに湿度応答型磁性、光スピンクロスオーバー強磁性、キラル光磁性、磁化誘起第二高調波発生などの新現象を示す外場応答型磁性金属錯体を発見し、学術界から高く評価されている。
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