2021.09.17 研究・成果
北海道大学大学院農学研究院の中村太士教授と北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの日野貴文研究員(現在は北海道立総合研究機構産業技術環境研究本部研究職員)、国立環境研究所生物多様性領域の久保雄広主任研究員らの研究グループは、北海道のヒグマの生態を調査する学生サークル「北大ヒグマ研究グループ(北大クマ研)」による40年間のモニタリングデータを時系列解析し、個体群の衰退や回復の過程を明らかにしたと8月27日発表した。北海道で1969年から90年まで行われた春グマ駆除期間中に減少した個体数は、同制度が廃止された後に回復していたことがわかった。大型食肉目の保護管理につながる成果と期待される。
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