2022.05.13 研究・成果
大阪大学大学院医学系研究科の白井雄也医師、岡田随象教授、防衛医科大学校分子生体制御学講座の中山昌喜講師、河村優輔医官、松尾洋孝教授らの研究グループは、コーヒーを飲む習慣に関連するゲノムワイド関連解析(GWAS)の結果をもとに、日本人最大規模の血清尿酸値のGWASの結果と医師が痛風と診断した症例を対象とした日本人最大規模の痛風のGWASの結果について、それぞれメンデルランダム化解析(MR解析)を行い、「コーヒーを飲む習慣と血清尿酸値」と「コーヒーを飲む習慣と痛風の発症」という2つの因果関係について検討した。その結果、日本人で、コーヒーを飲むという習慣が、血清尿酸値の変動には無関係に、痛風の発症リスクを軽減することを見いだした。
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