2022.07.29 研究・成果
名古屋大学大学院情報学研究科の川合伸幸教授らの研究グループは、高齢者で増加しているアクセルとブレーキの踏み間違い事故が、高齢者が大学生に比べ多くの脳活動を必要としていることに起因していることを明らかにしたと発表した。両者の手または足を使った課題実行中の前頭前野の神経活動(脳血流)を計測。高齢者ではペダルを足で踏む判断時間が遅く、前頭葉全体の神経活動も高いことがわかった。高齢者のブレーキ踏み間違い事故を防ぐ技術開発につながると期待される。
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