2023.01.20 研究・成果
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の古賀英之教授と獨協医科大学埼玉医療センターの片桐洋樹講師らの研究グループは、ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)、オスロスポーツトラウマリサーチセンター(ノルウェー)と共同で、東京2020の夏季オリンピック出場選手で肉離れの発生率と診断結果を調査し、筋損傷が腱実質部に至るか否かが競技復帰を左右することを明らかにしたと発表した。選手村ポリクリニックを受診した選手の電子カルテおよびMRI診断結果を解析。筋損傷が腱実質部に至ると競技を最後まで完遂できない割合が高いことなどがわかった。肉離れが発生した選手が大会期間中の競技復帰の判断基準や対策につながる成果と期待される。
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