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2023.01.20 研究・成果

「1662年日向灘地震」はM8に迫る巨大地震か 京大防災研など新見解

京大防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教、産総研の伊尾木圭衣主任研究員、北海道立総合研究機構の加瀬善洋研究主任の研究グループは、浅部スロー地震の海底地震観測の成果など、最新の地球物理学の知見を基に、九州東方の日向灘領域で過去最大級とされている1662年の日向灘地震について、新たな断層モデルを構築し、宮崎県沿岸部の津波堆積物の調査結果と断層モデルを用いた津波による浸水シミュレーションにより、この新断層モデルを評価して、これがM(マグニチュード)7・9の巨大地震であった可能性を初めて科学的に示した。日向灘でM8級は起こらないとされてきた通説を覆し、その発生の可能性を唱えた新見解として注目される。同地域における今後の地震・津波対策などに役立てる必要がありそうだ。

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