2019.03.08 研究費
会見で若手研究者にエールを送った(左から)井村裕夫、中西重忠、小林誠、岡田清隆の各氏
思いもしない発見は基礎研究の中にある。そうした基礎研究に若い人が取り組めるよう、微力ではあるが我々としても支援し、現在の公的研究費制度に一石を投じたい-井村裕夫京都大学名誉教授(稲盛財団会長)は熱く語る。稲盛財団は、基礎科学の研究者に年間1000万円を10年間にわたって支援するフェローシッププログラムを創設した。1人に対して1億円のフェローシップというのは画期的だ。初年度となる2020年度の対象分野は「量子」で、5月末までに各大学等に募集要項を送付し、7月末まで受け付ける。
© 2024 THE SCIENCE NEWS