2020.02.14 研究・成果
国際連携による全ゲノムガン種横断的解析プロジェクト(PCAWG)は6日、38種のガンについて、2800例以上の全ゲノムシーケンス解析を行い、4600万個を超える変異・異常を同定し、その特徴を明らかにした。Nature誌で特集が組まれ、22本の論文が掲載された。プロジェクトに参加した理研生命科学研究センターの中川英刀チームリーダーは「今回、ゲノム解析の方法が標準化され、データセットができ、ガンゲノム医療の実現に向けた基盤ができた。今後、ガンゲノム医療を実現化していくためには、ゲノム変異・異常と薬剤効果と副作用との相関を解析する必要がある」と話す。
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