2020.02.21 研究費
政府は、予備費を含め総額20億円程度の予算を投入し、新型コロナウイルスCOVID19の研究開発を進めることを決めた。竹本直一健康・医療担当大臣は「ただちに研究開発を進め、速やかな成果の取得が必要な課題と、今後の新型コロナウイルス感染症対策研究開発を実用化につなげる課題とに整理し、我が国の研究者が行ってきたSARSおよびMARS等に対する知見等を踏まえ、診断法の開発、治療法の開発、さらにワクチン開発などを実施する予定です。具体的には、診断法開発では、迅速診断キットの研究開発、治療法の開発では既存の薬を用いた医師主導治験、新規ワクチンの研究開発を予定している」と話す。
緊急対応としては、国立感染症研究所の検査体制を強化するため、9億7700万円を投入し、機器導入や試薬の購入、技術員の雇用などを行うほか、検査用試薬の同等性の検証を行う(300万円)。
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