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2020.02.21 研究・成果

大腸菌数測定の時間を大幅短縮

北海道大学大学院工学研究院の佐藤久教授とセルスペクトの平野麗子研究員らの研究グループは、一度に多数のサンプルの大腸菌数を安価で簡単に計測できる技術開発に成功したと発表した。大腸菌がもつ酵素を蛍光色素により高感度に検出。従来の培養による手法では24時間を要する測定を、同手法では2時間で行えることを確かめた。蛍光強度は大腸菌数に比例するため、大腸菌の有無だけでなく数も測定できるという。
大腸菌は大腸の中に存在し、自然界や食品には存在しないため、その存在は糞便による汚染を意味している。ほとんどの大腸菌はヒトに無害だが、糞便中には多種多様な病原菌が存在する可能性が高く、そのため大腸菌は汚染の判断基準「指標細菌」として、水や食品では、出荷前にこれらに含まれる大腸菌数の測定が法律で定められている。

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