情報通信研究機構(NICT)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が協力し、宇宙における通信技術の多面的発展や先端的な地上の通信技術との協調などに向けて、宇宙のICT(情報通信技術)に関わる関係企業や機関、ユーザー企業などが集まり、総合的な議論を行うコミュニティ「スペースICT推進フォーラム」を、7月1日に総会を開いて設立した。総会では、同フォーラム会長に東大教授の中須賀真一氏、副会長にJAXA理事の張替正敏氏、同じくNICT理事の門脇直人氏が選出された。
設立時の参加メンバーは研究機関や企業、個人など70者。そのうち企業はJAL、NTT、三菱電機、三菱重工、スカパーJSAT、ソニー、NECスペーステクノロジー、シャープ、富士通など55社。個人では学者などが参加している。フォーラムの体制は、総会の下に運営委員会(会長、副会長、分科会主査)を置き、その下に「5G/Beyond5G連携技術分科会」および「光通信技術分科会」を設けた。
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