科学技術の進歩に寄与し
豊かな社会発展に貢献する
唯一の専門紙です。
毎週金曜日発行

TOP > 最新記事一覧 > 廃棄される熱水排熱を永続的に保存

2020.07.10 研究・成果 産学連携

廃棄される熱水排熱を永続的に保存

東大大学院理学系研究科の大越慎一教授とパナソニックの中村嘉孝氏、東工大の東正樹教授、神奈川県立産業技術総合研究所の酒井雄樹氏らの共同研究グループは、38度Cから67度Cまでの熱水の熱エネルギーを、永続的に蓄えることができる長期蓄熱セラミックスを発見し、その開発に成功した。この新物質はスカンジウム置換型ラムダ5酸化3チタンという物質で、熱水などの100度C以下の熱エネルギーを蓄え、圧力をかけることで再びその蓄熱エネルギーを取り出すことができる。火力発電所や原子力発電所などで排出される熱水の熱エネルギーや、工場、自動車からの廃熱など、それらを再利用する新素材として注目される。同成果は日本時間の7月2日にScience Advancesオンライン版で公開された。

  • facebook
  • twitter
  • Google +
  • はてなブックマーク
  • LINE
  • Mail
  • 202312-202412バイテク情報普及会A案
  • デジタル版・SNW購読募集
  • 202304-202403_PHC
  • 202112-202208日本分光PR-1s/PR-1w
  • 202112-202208日本分光FT/IR-4X
  • 202104-06_サイエンスジャパン
  • カイロジャーナル
THE SCIENCE NEWS
  • facebook
  • twitter
  • Google +
  • はてなブックマーク
  • LINE
  • 購読申込
  • メール