2020.07.17 研究・成果
順天堂大学大学院医学研究科の池田志斈教授と東海大学総合医学研究所の岡晃講師らの共同研究グループは、円形脱毛症の原因遺伝子の1つが「CCHCR1」であることを明らかにしたと発表した。患者と健常者のゲノム情報を比較・解析することで、円形脱毛症患者では「CCHCR1」遺伝子にアミノ酸置換があることがわかった。この変異を導入したゲノム編集マウスでは、類似の脱毛等が再現されることを確かめた。円形脱毛症の発症メカニズム解明や治療法開発につながる成果と期待される。
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