共同インタビューで新年の抱負を語る武田良太総務相
武田良太総務大臣はテレコム記者会各社の共同インタビューに応じ、その中でBeyond5G(6G)に向けた日本の戦略的な取り組みの重要性について述べ、海外勢に後れをとった5Gの巻き返しをはかるべく、2021年をそのためのスタートダッシュの年にしたいと語った。また携帯電話料金の値下げについては、各事業者が新プランを出すなど料金低廉化へ向けた好ましい方向性が見えてきたとし、今後とも動きをしっかりと注視していきたいと語った。
武田大臣は「様々な分野の人たちの話を聞くと、日本は5Gでは国際競争に負けてしまったという人が多い。しかし、負けたことを悔やんでばかりいても仕方ない。ポストコロナを見据えると、ICTの重要性が非常に増しているので、2030年に向けて、日本の持てる技術を全てBeyond5Gの開発に注ぎ、この分野での国際競争に打ち勝っていくという気概を持たなければいけないと思っている」と述べ、ポストコロナにおける、Beyond5G推進戦略の重要性を強調した。
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