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2021.06.11 研究・成果

「安定でエコ」心臓収縮の鍵 東大が心筋ミオシンの分子メカニズム解明

東京大学大学院理学系研究科の茅元司助教と樋口秀男教授、黄勇太さん(大学院生、現在はエリアル所属)の研究グループは、心筋ミオシンが心収縮を安定でエコに実現していることを明らかにしたと発表した。心筋ミオシンとアミノ酸組成がよく似た骨格筋ミオシンとを比較することで、分子特性を解明。シミュレーションモデルを構築することで、心筋ミオシンの分子特性がATP消費を抑えて、効率よく安定した心収縮を実現していることを明らかにした。心筋ミオシンの変異は突然死につながる肥大型心筋症の主な原因として知られ、この発症機構解明にもつながる成果と期待される。

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