2021.07.30 研究・成果
近畿大学医学部泌尿器科学教室の藤田和利准教授らの研究チームは、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究により、日本人の悪性度の高い前立腺ガン患者に特徴的な腸内フローラを発見した。
前立腺ガンは、近年高齢化とともに発症数が増加し、国内では男性で最も多いガンとなった。食生活と密接に関連するガンでもあり、日本における罹患率上昇は、欧米型食生活の普及が一因であると言われている。一方、腸内フローラやその代謝産物は、大腸ガンなどの様々な疾患に関与することが最近報告されており、新たな治療ターゲットとして脚光を浴びている。
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