2021.09.10 産業・製品
先進各国で実利用に向けて急速に研究開発が進む量子技術。そうした世界のスピードに遅れてはならないと、量子関連の新産業創出へ向けて日本を代表する企業24社が集結して9月1日に設立総会を開き「量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR:Quantum STrategic industry Alliance for Revolution)」が発足した。総会後にはオンラインによる設立記念シンポジウムを開き、同協議会の設立趣旨や今後の活動などについて紹介した。
量子時代の到来を控え、その革新的な技術により世界各国で安全・安心な暮らしや社会の実現に対する期待が高まっている。そうした中で、日本は材料やデバイス、計測技術、コンピューター、通信、シミュレーションをはじめとする技術の優位性を生かしたサービスの提供などを通して新産業を創出することで、グローバルで確固たる「量子技術イノベーション立国」を目指している。
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