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2022.05.13 研究・成果

「第4の細胞死」エレボーシス発見               理研、腸の恒常性維持の定説覆す

理研生命機能科学研究センターのユ・サガンチームリーダー

 

細胞死はこれまで、アポトーシス、ネクローシス、オートファジーが知られていたが、第4の細胞死であるエレボーシスが見つかった。理研生命機能科学研究センターのユ・サガンチームリーダー、ハンナ・シエシエルスキー国際プログラム・アソシエイト(現・神戸大学大学院医学研究科博士課程学生)、西田弘特別研究員(現・ハーバード大学研究員)、生理学研究所の古瀬幹夫教授らの共同研究グループが、腸の細胞を新陳代謝させる分子機構として発見した。ユ・チームリーダーは「従来、腸の恒常性維持にはアポトーシスが使われているというのが定説だったが、それを覆すことができた。またエレボーシスという新しい細胞死を発見できた。分子機構は明らかになっていないので、今後、メカニズムの解明に取り組んでいきたい」と話す。PLOS Biologyに掲載された。

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