2023.02.10 大学等
修士課程修了者・修了予定者が在学中に授業料減免を受けた割合は、全体で21・2%だが、外国人学生だけは62・5%と高く、全体の減免の総額は50万円以上70万円未満が最も多い。科学技術・学術政策研究所(NISTEP)の調査でわかった。
NISTEPは昨年1~2月に大学を通じて、修士課程修了者・修了予定者約12万人にアンケート調査を行い、1万7000人あまりから回答を得た。
在籍者に進路予定を聞いたところ、博士課程への進学は9・6%、博士課程進学の準備1・7%と進学予定者は1割程度で、就職活動中を含め就職と答えた学生は約7割。学生種別ごとに見ると、留学生は進学予定が25・5%と回答している。
就職を選択した理由を聞くと、「経済的に自立したい」66・2%、「社会に出て仕事がしたい」59・9%、「博士課程に進学すると生活の経済的見通しが立たない」38・4%、「博士課程に進学すると修了後の進学が心配」31・1%などとなった。
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