科学技術振興機構(JST)が2022年度補正予算(基金497億円)で5年間実施する、革新的GX技術創出事業(GteX)では、環境負荷が小さく飛躍的に高性能な革新的蓄電池、水素機能の本質的理解に基づく水素イノベーション、未知の代謝経路解明による新たなバイオ生産技術という、3つの課題に全国の大学、国研の研究者がワンチームとなって取り組む。橋本和仁理事長は「GteXの詳細な制度設計を行っているところだが、基礎基盤研究においても、全国のトップ研究者が参画するチーム研究が有効だということは、ALCA-SPRING(先端的低炭素化技術開発-次世代蓄電池)が実証している。これをモデルに展開していく」と話す。
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