2025.06.06 研究・成果
会見でアーモンドを手にする理研仁科加速器科学研究センターの大塚孝治客員主管研究員
軽い元素の原子核は球形で、重い原子核はラグビーボール型をしている。70年来の定説であり、教科書にも載っていることだが、実際には、まるでアーモンドのようにラグビーボールをつぶした形をしていることが明らかになった。理研仁科加速器科学研究センターの大塚孝治客員主管研究員(東京大学名誉教授)、東京大学大学院理学系研究科附属原子核科学研究センターの角田佑介特任研究員、筑波大学計算科学研究センターの清水則孝准教授らの共同研究グループが、量子論に基づいて、原子核の形と回転に関する新たな理論体系を提示し、定説を覆した。
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