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2026.03.13 研究・成果

水素製造しながら高効率で重水回収 原子力機構が運転手法開発

矢野雄大研究員

 

重水は、半導体や光ファイバーの製造、医薬品の原料などに利用されており、また核融合発電の燃料の重水素を含んでいる重要物資だ。しかし、自然界の水には0・015%しか含まれておらず、濃縮には大きなエネルギーコストがかかる。日本は全量を、輸入とリサイクルに頼っている。日本原子力研究開発機構(JAEA)先端基礎研究センターの矢野雄大研究員、保田諭研究主幹、大洗原子力工学研究所の久保真治研究主席の研究チームは、水の電気分解(水電解)において、水素を製造しながら重水を従来比で約2割高い効率で回収する運転手法を開発した。矢野研究員は「固体高分子(PEM)型水素製造装置の原料水供給の場所を陰極側に変えるだけで、重水濃度が上がるので、低コストで供給安定化につながります。特許を取得しており、関連する企業からの話も来ています」と話す。

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