2026.05.15 研究・成果

上坂友洋部長
原子核の中では、中性子と陽子がバラバラに存在し、あたかも一様な液体のよう状態にあるというのが、ニールス・ボーアの提唱した液滴描像だが、実際には複数の中性子と陽子のかたまりなどが共存する多様なものであるようだ。理研仁科加速器科学研究センター核反応研究部の上坂友洋部長、久保田悠樹研究員、京都大学大学院理学研究科の銭廣十三准教授、辻崚太郎大学院生(研究当時)、大阪大学核物理研究センターの田中純貴助教、九州大学大学院理学研究院の緒方一介教授らの国際共同研究グループは、炭素12および酸素16という原子核の中に、陽子1個と中性子1個のペアが固まりになった重陽子クラスターが、従来考えられていた以上に高い確率で存在することを発見した。
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