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2020.12.04 研究・成果

TMDUなどギラン・バレー症候群の関連遺伝子変異同定 治療法開発へ道

東京医科歯科大学(TMDU)は11月25日、原因不明の免疫性神経疾患であるギラン・バレー症候群について、免疫細胞の機能を抑制するSiglec-10分子の機能を損なう、まれな変異が集積することを突き止めたと発表した。ギラン・バレー症候群の発症の仕組みの解明や特異的な治療法の開発の道を開く発見であり、ギラン・バレー症候群のリスク因子が同定でき、同症候群の予防にも役立つことが期待されるとしている。今回の成果は、TMDU難治疾患研究所免疫疾患分野の鍔田武志教授と分子構造情報分野の伊藤暢聡教授の研究グループが、近畿大学医学部神経内科の楠進教授および星薬科大学、藤田医科大学、Academia Sinica(台湾)との共同研究で得たものである。この研究は文科省科研究費と難治疾患共同拠点の支援のもとで行われた。

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