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2020.03.27 研究・成果

ガン遺伝子が記憶の長期化に関与

長年にわたって覚えていることと、すぐに忘れてしまうことがあり、時間がたっても忘れないようにするためには、記憶の長期化というプロセスが必要になる。アルツハイマー型認知症などによる記憶障害は、記憶の長期化に最初に問題が起きることが多い。
東北大学生命科学研究科の市之瀬敏晴助教(学際科学フロンティア研究所兼担)、谷本拓教授らのグループは、MAPKというガン遺伝子の働きが、記憶が長期化されるときに促進されることを発見した。さらに、脳内分泌物質ドーパミンが、そのスイッチを入れる役割を果たしていることを突き止めた。MAPKや、ドーパミンを受け取る遺伝子が抑制されたハエは、記憶を長期化することができない。今回の発見は、神経細胞でのMAPKの働きと、その制御機構を明らかにしたといえる。

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