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2020.07.03 研究・成果

試験管内の細胞からニジマス誕生 代理親による異種生産に期待

東京海洋大学海洋生物資源学部門の吉崎悟朗教授らの研究グループは、ニジマスの精子のもとになる生殖幹細胞を試験管内で大量増殖させる技術の開発に成功したと発表した。試験管内で精巣内に似せた環境を構築することで実現。培養した生殖幹細胞を孵化直後の三倍体ニジマス(雌雄)に移植することで、これらニジマスが生殖幹細胞胞由来の精子あるいは卵子を生産し、正常なニジマスが得られることも確かめた。養殖生産や絶滅が危惧される魚種の保全に貢献する成果と期待される。

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