2025.01.24 研究・成果
理研の宮本健太郎チームリーダー
自分の考えていることを他者から見ているように認識するメタ認知を、他者に投影することで、他者の思考を推定する社会的メタ認知には、前頭葉47野が重要な役割を果たしている。理研脳神経科学研究センター思考・実行機能研究チームの宮本健太郎チームリーダーらの国際共同研究グループが、新しい認知課題とfMRIなどを使って明らかにした。宮本チームリーダーは「今回、社会的メタ認知と社会的認知(知識に基づく他者の理解)が異なる脳部位で処理されていることがわかりました。この結果を踏まえて、チームビルディングなどの組織論・経営学、あるいは教育法などの開発につながることを期待されます」という。
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