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2023.12.08 研究・成果

セルロース凍らせて多孔質ゲル材料作製 原子力機構が高強度実現

 

作製したゲル。左の乾燥させたものに水を加えるだけでゲル状になる

 

日本原子力研究開発機構(JAEA)物質科学研究センターの関根由莉奈研究副主幹、南川卓也研究員、廣井孝介研究副主幹、杉田剛研究員、柴山由樹博士研究員、豊橋技術科学大学、東京都立産業技術研究センター、明治大学と共同で、木材をほぐしただけのセルロースナノファイバーと極低濃度の水酸化ナトリウムを混ぜてから凍らせ、クエン酸を加えて溶かすだけで、高強度多孔質ゲル材料ができることを発見した。関根副主幹は「氷結晶空間を利用した化学反応による材料開発は、様々な分野に展開できると思います。資源リサイクルなどに展開していきたい」と話す。

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