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2019.10.25 研究・成果

日本のワサビ、第四紀氷河期時代に大陸から渡来

日本のワサビはどこから来たのか。岐阜大学応用生物科学部の山根京子准教授、自然科学技術研究科2年の羽賀夏子さんらの研究グループは、静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センターわさび生産技術科、明治大学農学部と共同で、日本のワサビ属植物のルーツを葉緑体全ゲノム解読から明らかにした。

日本には、ワサビとユリワサビという二種類のワサビ属植物が生育している。薬味として利用してきた栽培ワサビは、野生のワサビが栽培化されたものだが、野生ワサビのルーツについては全くわかっていなかった。日本のワサビ属植物は、もともと日本列島の形成時からいた植物なのか? 大陸からわたってきた植物なのか? それすら不明だった。

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