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2020.04.24 研究・成果

新型コロナで発症「ARDS」 QSTと北大が有望な治療標的提唱

新型コロナウイルス感染症(COVID19)による急性呼吸器不全症候群(ARDS)は、死亡率が高く、その治療薬開発が急務となっている。量子科学技術研究開発機構の平野俊夫理事長は、北海道大学遺伝子病制御研究所の村上正晃教授と共同で、COVID19で生じるARDSがサイトカインストームにより発症するサイトカインリリース症候群(CRS)である可能性と、それを防ぐ治療標的としてIL6-STAT3経路を提唱した。 最新の2編の論文(Zhouら、Nature3月12日号、Hoffmannら、Cell4月16日号)により、新型コロナウイルス(SARS-CoV2)が感染するためには、サーズウイルス(SARS-CoV)と同じく細胞表面にあるアンジオテンシン転換酵素2(ACE2)が受容体として作用することが明らかにされた。さらにウイルスが細胞に侵入するためには細胞表面に存在するタンパク分解酵素であるTMPRSS2によりウイルスのスパイクタンパクが処理されることが必要であることも明らかにされた。

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