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2022.04.15 研究・成果

スギ花粉症「舌下免疫療法」の効果 遺伝子型で予測可能       福井大など検査手法確立

会見に臨む福井大の藤枝重治教授㊧と木戸口正典特命助教

 

スギ花粉症は全国で5人に1人が罹患している国民病ともいえるアレルギー性疾患だ。その根治療法として注目されているのが、舌下免疫療法だが、効果があるかどうかは2年以上続けて見なければわからない。福井大学医学部医学科の木戸口正典特命助教、藤枝重治教授、筑波大学医学医療系の野口恵美子教授らの研究グループは、スギ花粉症に対する舌下免疫療法の応答性に関連する遺伝子型を同定した。さらに遺伝子多型を用いたHLA遺伝子型の検査方法を確立した。木戸口特命教授は「これまで患者さんに、なぜ効果がないのかを説明することができなかったが、事前に遺伝子多型を知ることで治療効果を事前に予測できれば、よりよい医療を提供できるようになる」と話す。Allergyにオンライン掲載された。

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