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2024.09.06 研究・成果

受精直後のマウス初期胚で特殊なDNA複製様式発見 理研・神戸大・三重大

記者会見に臨んだ研究チーム。左から理研の平谷伊智朗チームリーダー、高橋沙央里研究員、神戸大の京極博久助教

 

理化学研究所生命機能科学研究センター発生エピジェネティクス研究チームの高橋沙央里研究員、平谷伊智朗チームリーダーらと神戸大学大学院農学研究科の京極博久助教(理研客員研究員兼任)、三重大学大学院生物資源学研究科の竹林慎一郎教授らの共同研究グループは、受精直後のマウス初期胚における特殊なゲノムDNA複製様式を発見したと発表した。独自の1細胞全ゲノム解析技術を用いてマウス初期胚のDNA複製を解析。受精後の1、2細胞期は体細胞のようなDNA複製様式をとらずDNA鎖の合成速度も遅く、4細胞期は中間の不安定な複製様式をとり染色体分配異常の頻度も高いことが明らかになった。哺乳類の発生初期に染色体分配異常が多い理由の理解につながり、生殖医療の基礎知見となることが期待される。

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