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2024.09.20 研究・成果

「セルフとネオセルフを識別」自己免疫疾患の仕組み解明 阪大が成果

自己免疫疾患では、どうして自己の細胞や組織を攻撃してしまうのか。大阪大学免疫学フロンティア研究センターの森俊輔特任研究員(常勤)、荒瀬尚教授らの研究グループは、免疫応答の司令塔のT細胞に抗原を提示するMHC(主要組織適合性遺伝子複合体)の機能異常によって、異常な自己抗原(ネオセルフ)が提示され、その結果、ネオセルフに対する免疫応答が惹起されることが自己免疫疾患の原因であることを突き止めた。免疫学の基本原理を変える成果だ。荒瀬教授は「ほとんどの自己免疫疾患の病因はネオセルフで説明できる可能性があります。病因を標的とした新たな治療法開発が期待できます」と話す。

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