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2025.01.24 研究・成果

状態の良い入れ歯 死亡リスク下げる 大阪府の後期高齢者調査

大阪大学大学院歯学研究科の豆野智昭助教、池邉一典教授、キャンパスライフ健康支援・相談センターの山本陵平教授らの研究グループは、大阪府の後期高齢者約18万7千人を対象とした追跡調査で、奥歯のかみ合わせが悪化するほどに死亡率が高くなるとともに、状態の悪い入れ歯の使用者や入れ歯を使用していない人は、奥歯のかみ合わせが良い人と比べて、同じ期間内に死亡する確率が最大で1・8倍高いことを明らかにしたと発表した。高齢者の健康維持に、入れ歯の適切な使用が重要であることが明らかになった。
高齢化が進むにしたがい、歯を喪失した高齢者の数は増加している。入れ歯の使用は健康維持に関与すると考えられているが、様々な歯の残り方のパターンと入れ歯の状態が高齢者の死亡リスクにどの程度影響するかを検討した大規模調査はなかった。

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