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2021.04.30 研究・成果

「眼の水晶体を透明に」東大が白濁防ぐ仕組み解明

東京大学大学院医学系研究科の森下英晃助教(現在は順天堂大学大学院医学研究科講師)と江口智也特任助教、水島昇教授らの研究グループは、眼の成熟過程で水晶体を透明にする細胞内分解メカニズムを解明したと発表した。生きたゼブラフィッシュを用いて、水晶体で細胞小器官が分解される様子を捉えることに成功。この分解が細胞質基質に存在するリン脂質分解酵素「PLAATファミリー」により行われていることがわかった。このシステムはマウスにも存在し、水晶体の透明化に必須であることも確かめた。水晶体細胞の分化メカニズムの解明や、細胞内分解システムの理解につながる成果と期待される。

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